お知らせ
2022.07.24
「タラソ(海)セラピー」 : コロナに打ち勝つ為に、免疫力を向上させましょう
実際に都市と比べて多様な微生物が生息する農地で育った子どもは、喘息など自己免疫疾患
の重症度が比較的に軽度であることもわかっており、幼児期までに多様な微生物に触れること
が免疫を上げることにも繋がると言われている。
タラソテラピーとは
地球の表面積の4分の3を占める海は、古来から、あらゆる生命の源であると考えられています。現実に、
人間の血漿に含まれるミネラル成分のバランスは、海水のミネラル組成とそっくりであることがわかっています。
海は、健康素材の宝庫でもあります。ヨーロッパでは、海に関連する健康素材を病気の治療や健康づくりに活用する「タラソテラピー」の研究が盛んで、
海水を利用した水浴、吸入や、海底泥や海藻のからだへのパックといった治療法が、医師の処方のもとに実施されています。
また、海洋性気候を活用した転地療養も、医療の一環として行われています。
こうした海洋性の気候や、海に関連する健康素材を利用して、病気の改善や予防を図る健康法のことです。タラソテラピーは、
海水の刺激、運動刺激、温熱刺激、風などの気候の刺激により、身体の内面に働きかけ代謝を促進します。
タラソテラピーのタラソとはギリシャ語で「海」を意味します。タラソテラピーはぜんそく、気管支炎、動脈硬化、アトピー性皮膚炎、リュウマチ
などに効果があるといわれいます。
タラソテラピーで出来る事
海水は保温効果が強く、海からあがっても長い時間温かく感じ、体温も冷めにくいです。
殺菌効果、筋肉の弛緩作用、自立神経や内分泌系機能を安定化する効果もあり、症状の改善や健康増進に活用できます。
また、海水の浮力は大きいので、関節や下肢に負担をかけずに効果的な運動に取り組めます。
タラソテラピーは、リハビリテーションから、健康回復、健康づくり、リラクゼーション、ビューティーまで、幅広く対応しています。
海は古来より生命と美の象徴として扱われてきました。
ヨーロッパの海岸地帯には、ほぼ例外なく健康増進のためのタラソテラピーセンター、
治療を行う海洋療法病院が設置されています。世界各国のタラソテラピーセンターの共通点は、
現代医学として科学的、医学的に行われている点です。
世界的には健康増進、ウェルネス、治療というイメージでとらえられています。
フランスのタラソテラピー
フランスではタラソテラピーの一部に、健康保険が適応されています。
ドイツのタラソテラピー
ドイツは66地域の州政府が指定した海洋療法地があります。歴史は古く、19世紀後半から海洋療法病院、
療養所が開設されました。立場的には、温泉療法、気候療法と同列の扱いを受け、
3週間以上の治療プログラムに対しては、健康保険が全額または一部支給されます。
水治療法
海水が持つ圧力、温、そして成分の刺激を体に与えて、効用を得るものです。海洋療法で最も効果的なセラピーです。
運動療法
運動の刺激を活用し、身体機能の維持・向上、自律神経の調整を目的に行う療法です。
陸上、水中どちらでも行います。海水中では、水の浮力、抵抗、水圧、熱の刺激に加えて、
30g/L含まれる塩分が経皮的に起こる生化学的な反応も活用します。
気候療法
気候療法は、タラソテラピーに限定した療法ではありませんが、
タラソテラピーでは海洋性気候を用いた気候療法は、数々の有益な健康効果をもたらす気候療法として有名です。
海岸で潮風による冷刺激を受けながら、砂浜を運動の負荷を管理しながら行うウォーキングは、
地形療法としてドイツを中心とした海浜保養地で積極的に活用されています。
潮風が含む塩分の粒子(海塩粒子)を海岸で吸入する吸入浴も、タラソテラピーで代表的な療法の一つです。
タラソテラピーのすすめ
タラソテラピーの水刺激、温熱刺激、運動刺激等を組み合わせることで、生体リズムを正常に促すことができます。
生体リズムの正常化により、夜には深い睡眠も促します。
タラソテラピーを日常生活に組み入れることで得られる健康効果は大きいと思います。
海による免疫力のアップ
海水浴に行くと病気になりにくい、海岸の近くは健康にいい、という話を聞いたことがあると思います。
人類は昔から海が健康にいいことを知っていました。海で日光を浴びて紫外線にビタミンDをつくってもらい、
免疫を強化する方法も示唆されています。
ビタミンD3摂取で、季節性インフルエンザAの罹患率が下がったという報告もあります。
免疫力をアップしコロナ対策の一因になれば幸いです。
ビタミンDは免疫を強化する可能性が示唆されています。
ビタミンD3摂取で、季節性インフルエンザAの罹患率が下がったという報告もあります
海で日光を浴びて紫外線にビタミンDをつくってもらい、免疫力をアップしコロナ対策
の一因になれば幸いです。